こんにちは。この記事はGMOペパボディレクター Advent Calendar 2024のやつです。
minneでPMをやっているtomozoといいます。

たまには仕事のことを雑に書いてみる試みです。
こんなこと意識しているみたいなのをつらつらと書きます。

期限の設定方法Tips

期限を定める際にこんな計算をして期限設定をしています。
この計算は工数をスケジュールに変換する方法です。

工数(時間) / 6hrs * 1.5

  • 6・・・1日あたりのコミット時間(7にすることもある)
  • 1.5・・・バッファ(強弱つけるため1.25でも計算する)

例えば工数が100時間の規模であれば25日までには完了する見込みとなります。
大事なのは「までに」という点で、強めのバッファをかけているためこの日数は最大値として扱います。

ここでの工数はPR単位に分解したものに対しての見積もりをしてもらいます。
コミット時間は業務委託のパートナーであれば7を使用し、社内であれば6を使用することが多いです。
社内は日々の運用やインシデント対応など、差し込み系も多いためです。

バッファは不確実性のコーンを参考にした数字にしています。
1.25と1.5の両方で計算しておくことで、ピンポイントでの期限ではなく幅をもたせた期限設定となりコントロールがしやすくなります。
最短期限は結構便利で、これを超えそうというのがわかった際などにアクションしやすくなり、チェックポイントとして有用です。

この方法は自分が担当したminne広告minne PLUSでも用いており、それぞれ当初に立てた目標期限からずれることなくローンチできているので、そこそこ使えると思っています。

「何をつくる」のかの決め方

いくつかあるんですが、最近やった方法は「ここまでに出したいよね」という期限をベースにした取捨選択でした。
制限があるからこそ、「じゃあどうするか?」の考えからいい案が出てくるものです。
この方法でリリースできたものがアナリティクス(β)の直近24時間のアクセス数の提供でした。
チームメンバーからの提案があり、それを採用させてもらい2ヶ月程度での取り組みで新機能をリリースできました。
実はこの機能かなりお気に入りです。

施策管理方法

ローンチに向けたスコープ管理

新規サービス的なものを立ち上げるときによくこの管理方法をおこなっています。
「どんな状態のひとをどういう状態にしたいのか?」みたいな視点からコンセプトを立てて、その状態を満たすために必要なことを要求として列挙し、
要求を実現するために必要なこと、アプローチ方法を要件として分解していきそれを優先順位に並べ替えて管理します。

ローンチ時に必須のものをPhase1.0のラベルをつけて、最小リリースのスコープを定めます。
進捗の応じて要件を次Phaseへ移したりしてスコープ調整をおこないます。

バージョンベースで管理する

現在、アナリティクス(β)を進めるうえで管理している方法です。
各数値(クリック数とか)を細かく提供(リリース)する計画にしているため、それをバージョンとして管理しています。
「[v0.3]クリック数を確認できること」みたいな感じで、リリースの粒度と要件を揃えています。
これでよかったのはリリース内容を記号的に会話できることと、つぎに何を出す計画がわかりやすい点でした。

期待値の合わせ方

要件、ユーザーストーリーに対して受け入れ基準を設けることは一般的ですが、少し詳細度があがった際にユースケーステストを用意して細かい期待値の調整ができるようにしています。
私は受け入れ基準は箇条書きで簡潔なものに留めることが多く、それだと冗長的だったり表現しにくい細かいものをユースケーステストで管理しています。

正常系、準正常系、異常系の3つに対して以下のような内容を用意します。

  1. ユースケース名
  2. 前提
    1. アクター(操作対象者)やログインしているのかどうかといった状態を記載
  3. 操作手順
    1. ボタン操作などを記載
  4. 期待値

これを用意するとエッジケース時にどうするかを早めに気付けたり、認識の相違を減らせこう思っていたーみたいなすれ違いがなくせるので便利です。

チームメンバーに語ること

3 - 6ヶ月くらい先を見越した話や、こういうことやりたいと思っているこういう理由で、という未来の話をしていることが多い気がします。
メンバーが何をいつまでやる予定なんだろみたいなのがわかるほうがいいかなって思っていたり、
先に話しておくことでアイデアももらえたり、詳細度があがりスムーズに進行しやすくなる印象があります。

さいごに

とりとめもなく勢いで書きました。
ひさびさに仕事関連のことを書いたのでシッチャカメッチャカな気はしますが、カジュアルにアウトプットしていきたい気持ちが芽生えました。

※ここに示された意見はわたし個人のものであり、所属する組織を代表するものではありません。